【研究紹介記事】



【研究内容について】2024年度版

 様々な企業様との共同研究等で実施させていただいております.


①転がり軸受(ベアリング)用樹脂保持器に関する研究

~自動車分野などに向けて~


高速回転対応ベアリング用樹脂保持器の高度化を目指しています.

そのために,

 1.樹脂射出成形の実施:

    DXに関する,状態監視情報と製品の関連性などをトライボロジーの視点で進めています.

 2.樹脂成形品の高速回転ベアリング試験評価:

    自作の高速回転ベアリング試験機を用いて,高速回転時の樹脂保持器の摩擦・摩耗について研究を進めています.

 3.樹脂保持器の材料の表面から内部の強さ状態評価:

    MSE(マイクロ・スラリージェット・エロージョン)法を用いて,繊維など複合化された樹脂の表面強さ評価を進めています.
    複合材料ゆえに,従来のMSE法より,大きな粒子を用いた評価を進めています.

 


②鉄系材料と黄銅の摩擦・摩耗・焼付き現象の可視化

~機械のしゅう動部の焼付き防止を目指して~


様々な金属材料の摩耗試験,摺動材料の摩耗試験を行ってきた知見を活かし,摩擦状態を可視化する自作の試験機を作製し,研究に取り組んでいます.少しずつ,摩耗・焼付きについて,材料の視点,潤滑状態の視点から,研究を進めています.

 


③大粒子を用いたMSE法による各種材料の強さ評価法の開発

~表面からの繰返し応力・荷重等による変化を伴う材料強さとは~


これまでの,静的な評価試験(硬さ試験等)ではわからない,繰返し応力,繰返し衝撃による刻々と変化する表面の状態を考えた評価手法について,研究室独自の大粒子を用いたMSE(マイクロ・スラリー・ジェットエロージョン)法で評価できるようにすることを目指して研究を進めています.

 


・詳細については,現在,随時更新中です.
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